明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

さて、新年早々ですが、本日、2年ほどお付き合いのあった会社様との契約を解除致しました。

会計事務所の契約は基本的に継続的な契約となりますが、事務所によって、また税理士のスタンスによって解約率に違いはあれど、やはり解約はつきものです。

当事務所は比較的解約は少ない方だと思いますが、それでも年に1,2社程度の解約はあります。

今回のケースですと顧問料の不払いが続いたこと、納税意識が低いことなどから、意見に食い違いが生じた結果でした。予想はしていたとはいえ、やはり気分の良いものではありません。

よく解約率ゼロを謳う税理士事務所がありますが、一体どんな事務所なのだろうと思います。

一方で極端に解約率が高い事務所もあります。もちろん、それで事務所運営が行き詰るようでしたら問題ですが、10社とって5社解約といった手法で事務所を成長させている税理士事務所もあります。結局、業務を少し行ってみて、会わない会社とは付き合わないというスタンスを取られているということかと思います。

ネット集客に重点を置いた事務所の場合、契約件数は一般的な事務所よりは当然多くなりますが、その分、解約率は高くなる傾向にあるように思います。

しかし成長している事務所の多くは後者であることも事実のように思われます。またそのように割り切らなければ、業務上のストレスが溜まって、精神衛生上も良くないと言うのも解約をいとわない大きな理由だと思います。

 

税理士業界も昔のようなみんながそれなりに高額所得者で仲良くやりましょうという雰囲気ではなくなりました。完全に勝ち組と負け組が分かれる業界になっています。

 

今年の当社はどうなって行くのか楽しみでもあり不安でもあります。昨年は20社ほどの会社様と契約をしました。あまり手間のかからないお客様もいれば、突然明日事務所によってもいいですかというような忙しないお客様まで様々です。

 

お客が増えてくると初心を忘れがちになってきます。自分はなぜ開業の道を選んだのか。4年ほど前に開業したばかりの頃、仕事もなくサポートしてくれるスタッフもいなく、それでも理想の事務所を作ってやろうと意気込んでいた頃のハングリーさが、業務の忙しさの中で、理想よりも、目の前の仕事を終わらせることだけに注力するようになってきます。

 

私が理想とする事務所は3方よし。初心に帰って今年もがんばります。

 

というわけで本年もよろしくお願いします。